「住育」とは、住まいを学び、子供達の心の成長を育むことだと思います。

 家と言う言葉を英語で言うと、HOUSE(ハウス)とHOME(ホーム)という言葉になります。HOUSEを辞書で引くと、家、 住宅、人家、家屋、民家、邸宅などとなります。いわば建物そのものというハード面だと思います。一方のHOMEとは、家族と共に住んでいる家、自宅、わが家、生家などという意になり、住まいであり愛着あるわが家でありいわば精神的な拠りどころであるソフト面を差す言葉だと思います。

 バブル時代の1980年代はブランドの洋服「衣」がブームとなり、90年に入りグルメブームやミシュランの三ツ星レストランなどが有名になった「食」のブームだったと思います。現在は田舎暮らし、スローライフや不景気により外食を控え中食、内食などがもてはやされ、家にいる時間が増え、それに比例するかのように住に対しての感心も高まっていると思います。家の中にあふれたものを収納する収納術はテレビでも視聴率が高いと聞きますし、芸能人のお宅訪問なども人気があるようですが、もう少し「育」という部分に焦点を当てて、住育がこれからの日本の新しい住文化となるように、住まいについての基礎的な知識というハード面と、そこに住む家族にどんな家庭生活をおくればいいかというソフト面を作り出そうと考えています。

 皆さんにとっても住育とはどんなものなのかこの機会に是非お考え下さい。色々な人がそれぞれの立場で「住育」という事を考える事できっと広がりをもつ言葉になるんだと思います。

学校長 河野 公宏

概要

学校名 松山校
学校長 河野 公宏
住 所 愛媛県松山市大可賀2丁目1番28号 愛媛国際貿易センター内
電話番号 089-967-7723