昔の住宅建設は地域の公共事業であり普請と呼ばれていました。普請には職人以外にも多くの住民が参加し、無償で労力や資金を提供する地域扶助の精神を「結」といいます。
今の日本は、生活環境・習慣の変化に伴い人のマインドも変化をきたし、生活の中で尊重するものも家長主義から個人主義へと変化したことで、近年の少子化も影響し、家族は核家族化が進み内閣府によると現在全世帯の約90%が核家族化していると言われています。地域では「結」の精神が薄れ地域や人との繋がりも少なくなってきているように感じます。
元来、住文化や自然との付き合い方、日本の家族の在り方など当たり前に家庭内や地域で受け継がれ続けていたものがそうではなくなった今、人生の大半の時間を過ごす「家」「住まい」「家と家族」について見つめ直し、住環境・地域・住まいの伝えるべきことを次世代に繋ぐため住教育の重要性を強く感じています。人が人生を送るそれぞれの発達・生活段階において、異なる感じ方・捉え方に寄り添いながら「住」「住まいについて」皆様と共に学び考えていきたいと思います。大切な家族・未来の子ども達の為に…。

学校長 森田 勝美

概要

学校名 富山校
学校長 森田 勝美
住 所 富山県射水市大江436番地
電話番号 0766-54-0462