花嫁舟

美容師の親友が、昨今のブライダル事情について、口ずさんだこと。

「このごろ私たちよりずっと若い子達が御花で式あげるの多くなったとよ」
というのも、
彼女の勤める美容室は、和装の着付けなどでも定評があり、数多く結婚式に携わっている老舗であるため。
そして、『御花』というのは、日本の名勝に指定されている庭(松濤園)を持つ、旧柳川藩主立花家の別邸(明治43年建築)であるということ。
そう、20代の新郎新婦がそういう場所を式場として選ぶことが増えたということである(*^^*)
それは流行りかもわからないけど、それでも人生の特別な晴れの舞台に、豪華でお洒落な数ある式場の中から、ここを選ぶのだから、よっぽど想いもあるのだと思う。
少し前までは、ある程度落ち着いた年代の新郎新婦に選ばれることが多かった。
このごろでは、だんだんともっと若い年代にも広がっているという。
それを推し進めているわけではないが、そういうことを聞くと、古き良きものへの関心が高まっているんだなぁと素直に思える。
若い世代がそこに触れるということに嬉しく思う。
関心が高まる、ステイタスを感じる、
その上で、そういう感性はもちろん、文化や歴史をいつまでも大事に想ってもらえるといいなと願う。
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柳川観光として有名な「川下り」。

三柱神社で挙式を済ませた一行は、披露宴となる御花までお堀を舟で移動する。このことを縁を担いで「川上り」というそうです(*^^*)

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