在来工法

在来工法の古民家鑑定をさせていただきました。

昭和25年に建築基準法が制定され、今のような住宅が建ち並ぶようになりました。

それまでは、「石場建て」といって、縁の下が覗けるような造りをしていました。
地面の湿気から木材を守る為に、石の上に柱を建てて、「光りつけ」といわれる技術で、地震が来ても粘って倒れない、揺らして逃がす「免震構造」の造りです。

この構法は、長い年月をかけて、先人達が培った日本の気候風土にあった造りでした。

現行法の家の造りはというと、コンクリートの「基礎」の上に横に置いた木材をボルトで固定し、そこに柱や「筋交い」を入れて金具で取り付けていきいます。
動かないように固定されるわけなので、「剛構造」といわれ、「耐震構造」になります。壁の量で強さを「計算」します。

これは、戦後アメリカから入ってきた工法です。湿度も地震も少ないアメリカの家の造りが、ずっと今も日本のスタンダードなんです。

建てられてから、50年が経過しました。。。

当時は、きっとがっちりと立派な最先端の家です。
ちょうどその頃は、建設ラッシュだったのでしょう。輸入材が多く使われていました。構造体にも使われていました。
とても頼りなく感じてしまうのは、やはり外国で育った木には、日本の気候風土は過酷だからか。

まだ住まい続けることは可能だけど、将来のことを考えるとメンテナンスを計画的に考えなければならないだろう。

伝統工法の古民家の方が古いはずなのに、なんだか切ないです。

インスペクションが当たり前になるであろう今後、在来工法の古民家鑑定をする機会もこれから増えるだろう。

こういう家をお持ちの皆さんとどう考えていくべきか。勉強です!

  

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