アメリカでは10年ほど前より「タイニーハウス」が人気になってきているのだそうだ。

『小さいおうち』

子供が巣立ったのち、家が必要以上に広くなった人たち、無駄なく自分らしい生活をしたい人たちに人気が高いという。

アメリカも一昔前の大量消費時代を超えて、これではいけないと、所謂シンプル イズ ベストに目を向けられてきている。

それらの人たちは、モノにお金を掛けるより、旅行に出かけたり、体験するコトにお金を掛けるようになった。

大量に物を所持せず、少ない物の中で暮らす方が、お金も心もより豊かでより自由だと気付いたのだ。

質素な生活は、貧しいのでも不自由なのでもなく、本来あるべき姿なのかも…

私たちの周りにはモノが溢れ、それによってモノに捉われ、結局モノに奪われてしまったようです。

昔は本当に物が少なかったから、質素であることが当たり前だっただろうけど、今は、質素な生活を… 選べるのだ。

それは大事なことに気づいたり、本当の生きる楽しさを知り得た人が選ぶのではないか、と感じている。

質素とは、贅沢ではない様とか、慎ましい事などと説明されるが、私はそれよりも、物やそれに対する心の根本を指しているのではないかと思う。

古きよき日本の住まいの在り方が伺える。

日本においては、子育てを終えた世代が使わなくなった居室スペースを減築して、老後の自分たちにあった住まいに建て替えることにも似ている。

「小さなおうち」は、建売ではなく、それぞれの凝ったデザインや思想で建てられており、だから個性的で、みていて飽きないのだそうだ。

きっとそんな家の方が愛着があり、大事にするだろう。それは長持ちするということでもある。

「タイニーハウス」
不要な物を削ぎ落とした、”自分”の小さなおうち。