心地いい

いい感じの雰囲気だと思って入ったお店で、看板メニューの網焼きを頼んだら、女将さんがホクホクに燃えた炭を用意してくれました。

あ~冬が始まるなぁ…

じんわり芯からあったまる炭を見て、なんて自然って心地いいんだろうと、耽ってしまいました。

そういえば、お問い合わせのお客様も言っていたな。
後から建てたコンクリート造の家も空き家であるけど、何とも思わないって。
一方、木造は時間が経つほどに味わいがでて、自慢したくなるって。
風が気持ちいいって。

人間も自然と同じなんでしょう。
工業製品よりも体が心地いいと判断する。

子どもの頃、寛いだ部屋。勉強した部屋。父の姿があった部屋。お祖父さん、お祖母さんが自ら手掛けたことを聞くとあっさり壊すなんてできない。魂がこもった家。
機械で作るより、人の手で作った方が想いだって残る。

雰囲気でわかるんだよなぁ。

腰が低く、一生懸命お客さんに尽くしてくれる女将さんと、感激するような突き出しを造る大将の店やし。

心地いいものは、心が感じる。

  

Follow me!

前の記事

お風呂のお供

次の記事

住育の日