
それでは「食育」という言葉はどうでしょうか。
私自身、いつ頃からか新聞やラジオ、テレビ、イベントなどで見聞きし、今では子どもから大人まで幅広い世代に浸透していると思います。
(食の変化)(生活の変化)(核家族化)が原因で、食をめぐる様々な不安や食への危機感を多くの人たちが感じていたからこそ、「食育」の大切さに気付いたのでしょう。
住まいも同じで、時代の流れと共に(暮らしの変化)(環境の変化)(核家族化)などがあり、当たり前に日々生活している住空間や周りの環境で実はストレスを感じていたり、不安なまま暮らしている人が、意外に多くいることを「住育」を通じて私も知りました。
例えば子どものアレルギーの問題。
隣近所のコミュニケーションの希薄さ。先人の知恵・日本の伝統や住文化の継承の減少など。
子どもにとっても大人にとっても、毎日の暮らしの中心となる家や、その周りの環境や地域のことこそ一番大切で一番知るべき事柄ではないでしょうか。
住まいを学ぶコト、つまり「住育」によって、普段の生活に必ず変化が生まれ、その変化が家族の環境や社会の環境にも変化をもたらすのです。
家はただの入れ物ではなく、家族と共に育む尊い場所です。
家族を愛するように、家にも愛着を持ち生活することが大切です。
現在の日本の家の寿命は30年と云われています。欧米よりもはるかに短い寿命です。
寿命30年の家で、これから育っていく子どもたちに、豊かな幸せをつなげていくことができるのでしょうか?
つなげていくためには、ハード面(建物)の知識を身に付け、さらにソフト面(心)の充実を考えていくことが必要です。
その知識や考えを親から子へ、子から孫へと引き継いでいくことが、これからの豊かな幸せにつながる、家づくりではないでしょうか。
「住育」を学び、「住育」の知識が増えると、笑顔が増えると私は思います。
学校長 金子 和
学校名 | 横浜金沢校 |
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学校長 | 金子 和 |
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