西陽を遮るように昔からある大きな柿の木。

いえ、柿の木があることを踏まえて、そう建築された家。

この木のお陰で、特別に心地のよかった二階の角部屋。長い年月が経ち、いよいよ家を持ち上げようと成長した。

名残惜しく伐られた柿の木。

その後の暮らしで、「この柿の木がこの家の住み心地をどれほど左右していたかよく分かりました。この家を建てた大工さんは、どこまで想って建てられたのでしょう。本当に凄いと思います。」現在の主人は話されます。

池には、裏山から流れる清水が注ぎ、木々が風を運んできます。

自然に寄り添い、うまく融合させて、住まわせてもらう。その上に快適で心地よい暮らしが成り立っていたのだと学びます。