日本の豊かな資源として「森林」があります。山は資源です。山には、材料になる樹、燃料になる樹があり、降った雨を保水して、美味しい綺麗なお水を得ることができます。水も世界では限りある貴重な資源です。
山には昔々から「山師」と言って、山を守る人達がいました。「林業家」とも言いますか。

ご存知の通り、樹は成長するまでに長い期間を要します。自分が植えた樹が自分の代で使われることはそうありません。今ある樹は、先代や先々代の植えた樹だったりするでしょう。だから、大切に代々受け継いで来られたのでしょう…けれど、今や林業は衰退してしまいました。

わざわざ外国の木が使われるようになっているからです。

森林大国の日本が、他所の国の材を使っているのです。
林業が衰退するということは、放置林となり、山の手入れがされないことで、山は荒れ、保水力をなくします。保水力がないために、雨の多い日本では災いして、土砂災害が引き起こったりするのです。
伐採しない理由の多くは、採算が合わないからだそうです。悲しいかな、これまで繋がれてきた次代への想いも夢のあとではないか。

山師たちは、山を守ることに採算なんか考えていたでしょうか。材や燃料、美味しい水…山からたくさんの頂き物をもらい、私たちは生きてきたのです。とても大きなスケールで、山を守ることが大切であることを、感じないだろうか。

大きな自然の流れの中で、豊富な山を循環させ、守り、次の世代へ繋ぐこと。大きな自然の流れの中では、極当たり前の、とても大切なひとつなのです。

山城校長のブログ